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概要

差し込みタグは、CSVデータをメールに差し込む条件を指定した文字列です。

メール送信するときに、差し込みタグはCSVデータのセルの値に置き換えられます。

CSVファイルのデータが次のような場合、

AB
鈴木suzuki@example.com
田中tanaka@example.com

メールの件名に「<#p col="A">様のご注文の確認」、
宛先に「<#p col="B">」と設定すると、
送信するときに差し込みタグがCSVデータの値に置き換えられて、

1通目は、
件名「鈴木様のご注文の確認」
宛先「suzuki@example.com」

2通目は、
件名「田中様のご注文の確認」
宛先「tanaka@example.com」

となります。

文法

差し込みタグは、

<#p

で始まり、

>

で終わります。

大文字と小文字は区別しません。

属性

タグ中には属性を複数指定できます。

属性は空白で区切ります。

<#p 属性 属性 >

差し込みタグの属性は

属性名="値"

の形で指定できます。

<#p 属性名="値" 属性名="値" >

列(col)

列は「col」属性で指定します。

値はアルファベットで「A」から「IV」まで、または数値で「1」から「255」までを指定できます。

アルファベットの「A」から「IV」は、Excelの列番号と同じです。

<#p col="B">

は、B列(2列目)のセルの値に置き換えられます。

値が空の時の代替値(value)

セルの値が空の時の代替値を指定します。セルに値がないときは、指定した代替値に置き換えられます。

<#p col="B" value="未記入">

は、B列(2列目)のセルに値がないときは「未記入」の文字に置き換えられます。

代替値は、オプションで指定した変換処理が適用されません。

オプション(option)

オプションはセルの値を変換する条件を指定します。

属性の値はカンマで複数指定できます。

変換処理は指定されたものを、次の順番で実行します。

  1. 半角カナを全角に変換(HanToZen)

    セルのデータの半角カナを全角に変換します。

    半角カナはISO-2022-JP(メールの文字コード)では許されないコードです。文字化けの原因にもなりますので、半角カナを含んだメールはできるだけ送らないようにして下さい。

    例:B列(2列目)のセルの値の半角カナを全角に変換する

    <#p col="B" option="HanToZen">
    
  2. 前後の空白を削除(Trim)

    セルのデータの前後の空白を削除します。

    空白は、半角空白と全角空白の両方を対象とします。

    例:B列(2列目)のセルの値の前後の空白を削除する。

    <#p col="B" option="Trim">
    
  3. 改行を削除(DeleteLinefeed)

    セルのデータの改行を削除します。

    複数行のセルのデータが一行になります。

    本文以外の[差し込みタグ][2]では、指定しなくても自動的に改行は削除されます。

    例:B列(2列目)のセルの値の改行を削除する。

    <#p col="B" option="DeleteLinefeed">
    
  4. 指定した桁位置で改行(BreakLine+桁位置)

    セルのデータを指定した桁位置で改行します。

    桁位置は半角文字の文字数です。全角文字は2文字と数えます。

    例:B列(2列目)のセルの値を半角70文字目で改行する。

    <#p col="B" option="BreakLine70">
    
  5. 変換処理

    • HTMLエスケープ(HtmlEscape)

      HTMLで使用できない文字を変換します。

      例:B列(2列目)のセルの値をHTMLエスケープする。

      <#p col="B" option="HtmlEscape">
      
    • URLエンコード(UrlEncode)

      URLで使用できない文字を変換します。

      例:B列(2列目)のセルの値をURLエンコードする。

      <#p col="B" option="UrlEncode">